刷毛目塗の片口型盃洗。片口や盛器として十分使える器です。
2ツ傷はなく、大変いい仕事のものです。
何代の作か分かりませんが、明治〜大正頃のものと思います。


三木表悦

明治39年創業。
三木表悦は三木家の当主が代々襲名している名前で、京塗師の表派の一門で
ありながら漆芸家としても知られ、現在の当主は四代表悦(啓樂)。
初代・三木表悦はパリ万国博覧会で大賞を受賞し、漆工芸を躍進させた人物と
して知られ、2代はパリ万国博覧会での受賞の他にも京都府文化功労賞を受賞しています。