この形の冠を何と呼ぶのでしょうか。交趾風の釉薬の掛った京焼の香炉。 底に寳山の陶印がありますが何代の作かは分かりません。時代は幕末〜明治くらいかと思います。 傷はございません。 雲林院寶山 京焼(粟田焼)の陶家・雲林院家の通名です。 9代の時に大和生駒山寶山寺の寶山湛海より「寶山」の号を贈られ、以降作品にこの印を押すように なったことから寶山焼とも呼ばれています。 初代は加茂神社供物の土器を制作し、4代の時に清水坂に移り茶碗の制作を始めました。 7代で粟田口に移り窯を築きました。 その窯で8代の時に?川家に献上する茶碗を制作するようになりました。 9代は粟田天王社の神職を兼ねており、大和生駒山寶山寺の寶山湛海より「寶山」の号を贈らました。 以降、この号を代々用いるようになり作品に「寶山」と押すようになりました。 16代の時に五条坂八幡社境内に移り、17代で泉涌寺東林町に移り、現在20代目となっています。 |