椀の縁までの高さは7.5p。
越前鯖江の漆工 山本英明氏作の飯茶碗。しかし汁椀としても十分使えます。
丈夫で堅牢、姿もきりっとしています。
おそらく未使用品で傷は全くございません。

明月椀は、鎌倉明月院に伝来した、桜紋螺鈿の椀一式(飯椀、汁椀、平椀、壺とお膳)。
織田有楽斉が考案して作らせ、同院に寄進したものと伝えられている。
当品は山本氏がこの椀に触発されて同様のものを制作したものと思います。



山本英明

1940年、福井県鯖江市生まれ。
祖父の代から続く越前の塗師屋三代目。
15歳で塗師の道に入り、常に創作精神旺盛に、日常の暮らし向きの質実堅牢な漆器作りを行う。
2010年11月30日逝去(享年70歳)。