盃は直径9.6p、10.9p、12.2p。
高さ3.2p、3.5p、3.9p。
西依成斎の筆で福禄寿の三文字が蒔絵されています。
傷みはございません。

儒者・西依周行(号・成斎、1702-97)

元禄15年、肥後国玉名生まれ。
京都望楠軒の第三代講主として、崎門学望楠軒派(朱子学の一派)の維持発展に尽くした学者。
小浜藩主酒井忠貫侯から慕われ、賓師として、しばしば侍講すると共に、義子墨山は藩儒として、
安永3年、藩校順造館の創設に尽力した。
寛政9年没、享年96。